年 | 沿革 | 世の中 | |
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昭和22年2月 | 合資会社ウイジン工業社を東京都大田区洗足に設立 | ||
昭和23年 | 東京都世田谷区用賀(現在地)に移転 | ||
昭和24年 | 戦後復興のため、サビ取り液「ウイジン」発売(第181741号 特許) | ||
昭和20年代 | 簡易自記水位計(LS-30)、転倒ます型量水計 発売、主に農林省関連の各研究所、試験場に販売。 | ||
森式風向風速自画器、森式長期巻雨量計、注目発明受賞 | |||
昭和30年代 | 地下潅漑特許取得 簡易自記水位計(LS-30)、蒸発計、転倒ます型量水計、N型枠など、製造、販売。主に農林省関連の各研究所、試験場に販売。 | ||
昭和40年代 | 簡易自記水位計(LS-30)、転倒ます型量水計、長期巻き自記水位計などを製造、販売。 | ||
北上山系、奥羽山系 開発調査に参加(東北農政局、東北農業試験場) | |||
昭和50年代 | 筑波研究学園都市 施設移転工事(農水省研究機関、国立環境研究所) | ||
大型ライシメーター 竣工(電力中央研究所) | |||
昭和59年(1984年) | 創業者・森武保が日本農業気象学会永年功労会員 表彰 | ||
昭和60年代 | 簡易自記水位計(LS-30) 通算10000台販売 | ||
平成元年2月10日 | 同社を発展的解消同社の事業を継承する株式会社ウイジンを設立 | 年号が平成へ | |
平成元年(1989年) | 野外環境実験装置(中国)(日本原子力研究所) | 天安門事件 | |
平成2年(1990年) | 野外環境シュミレーション装置(東海村)(日本原子力研究所) | ||
平成2~8年(1990~1997年) | 天然バリアモデル試験装置等(熊谷組(豊川、秩父)) | ||
平成3~4年(1991~1992年) | 土壌水分計の開発補助金を受託(東京都) | ||
平成4~6年(1992~1994年) | 熱帯林内微気象測定装置設置(タイ)(森林総合研究所) | ||
平成5年(1993年) | 土壌水分および光環境制御モニタ、造林地微気象観測装置(熱帯農業研究センター) | ||
高性能水圧地温計測装置(農業工学研究所) | |||
環境実験装置(ライシメーター)(広島大学) | |||
平成6年(1994年) | ウォーターサンプラー製造(農業環境技術研究所) | ||
平成7年(1995年) | 都内河川水位計測(東京都) | 阪神淡路大震災 | |
酸性雨模擬計測タワ-(群馬県) | |||
平成8年(1996年) | 河川流利用集塵装置(農工研) | ||
熱環境委託業務(住宅都市整備公団) | |||
トンネル凍結掘削試験(熊谷組) | |||
阪神大震災復興風環境計測・北雲雀ケ丘地盤調査、風向風速計設置(大阪府)(住宅都市整備公団) | |||
下水汚泥有効利用研究施設(日本下水道事業団) | |||
風力利用撹拌装置(農業工学研究所) | |||
平成9年(1997年) | 静岡空港建設河川調査 | ||
地下水保全実験棟 施工(沖縄県農業試験場・宮古島) | |||
熱環境計測装置(舗装会社) | |||
平成10年(1998年) | 三角堰、気象観測装置を設置(群馬県川場村) | ||
団地屋外環境研究装置(住宅都市整備公団) | |||
平成11年(1999年) | 「独創的研究成果育成課題」受託 「環境計測に適応した土壌水分計の開発」(JST) | ||
平成12年(2000年) | ハイブリッドスラリー処理システム実験装置(農村工学研究所) | ||
HP開設 | |||
低価格のプレヒート付き電圧ロガーUIZ3635等発売。 UIZ3635+各種センサを販売開始 圧力式水位計、各種土壌水分計、超音波計、転倒ます型雨量計など | |||
響灘最終処分場実証実験施設 工事、散水装置(熊谷組) | |||
平成13年(2001年) | 水田用水位計 発売 | ||
石田川地下水位他調査(群馬県) | |||
鬼怒川水系水位計設置(関東農政局)(以後6年にわたり約100台) | |||
顕熱フラックス測定装置(農業工学研究所) | |||
平成14年(2002年) | ガス管防蝕管理システム 共同開発 | 社名「ウイジン」の神様の場所がわかる | |
道路環境調査始まり、温度ロガー、水位計、土壌水分計等納品(民間道路会社) | |||
ヒートアイランド関係 温度ロガー(UIZ3633)が売れる(東京都他) | |||
平成15年(2003年) | 亜熱帯地域の環境を配慮した農業研究施設 オープン研究型ラボ(ライシメーター)(国際農林水産業研究センター・石垣島) | ||
環境コンサルタント関連の受注増加 | |||
ライシメーター設置工事(沖縄総合事務局) | |||
透水性舗装実験 三角堰等納入(民間道路会社) | |||
平成16年(2004年) | ワイヤレスプレヒート付き電圧ロガー 発売 | ||
平成17年(2005年) | プレヒート付き電圧ロガー UIZ3635 3000台出荷 | ||
ウォーターサンプラー、土壌水分計 設置(沖縄県農業研究センター) | |||
アフガニスタン向け・積雪深計、水位計、雨量計 販売(NGO法人 ピースウインズジャパン) | |||
平成18年(2006年) | 簡易光量子計 発売 | ||
土壌水分計等 設置(インドネシア)(国立環境研究所) | |||
平成19年(2007年) | バッファーチャンバーの共同開発(国際農林水産業研究センター) | ||
平成20年(2008年) | CO2濃度計 発売 | 平成20年8月末豪雨 | |
ネットワークデータロガー 発売 | |||
平成21年(2009年) | 法面土壌水分調査携帯電話データ通信システム(NEXCO東日本) | 平成21年7月中国・九州北部豪雨 | |
流出率観測機器 設置(鹿児島県・徳之島) | |||
平成22年(2010年) | 水文・気象観測装置設置(神奈川県) | ||
ウガンダ稲研究研修センター向けライシメーター設置(ウガンダ) (JICA) | |||
都市河川に水位計、雨量計、流量計設置(防災科学技術研究所) | |||
平成23年(2011年) | 水文・気象観測装置設置(神奈川県自然環境保全センター) | 東日本大震災 平成23年7月新潟・福島豪雨 | |
福島県内ため池モニタリング(濁度計・採水器)水文観測機器設置(農業環境技術研究所、農村工学研究所) | |||
小水力発電流量観測装置(NEXCO中日本 他) | |||
平成24年(2012年) | 水文・気象観測装置設置(神奈川県自然環境保全センター) | 平成24年7月九州北部豪雨 | |
小型データロガー UIZ5042他発売 | |||
自動採水装置 (農業環境技術研究所) | |||
平成25年(2013年)~ | 取水量測定自動化事業(東北農政局、関東農政局、中国四国農政局) | ||
平成26年(2014年)~ | 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP) 次世代農林水産業創造技術 事業参画 田んぼの水管理をICTで遠隔操作・自動制御~スマホでらくらく・かしこく水管理~(農研機構) | 広島土砂災害 | |
平成27年(2015年) | 関東・東北豪雨 | ||
平成28年(2016年) | ISO27001取得 | 熊本地震 | |
白根郷信濃川下流地区水理機能補足検討他業務にて水位流量観測(北陸農政局) | |||
水力発電小電力流量調査(壮瞥町) | |||
平成29年(2017年) | IoTを活用した地域ブランド創出スキームの構築~千曲川ワインバレー特区におけるワインの地理的表示取得に向けて(総務省、信州大学) | 九州北部豪雨 | |
排水管理施設基礎諸元検討のための圧力式水位計設置(近畿農政局) | |||
平成30年(2018年) | 西日本豪雨 北海道胆振東部地震 | ||
令和元年(2019年) | 新社屋竣工 | 年号が平成から令和へ | |
地熱発電 温泉モニタリング(温度計測) | 令和元年房総半島台風(台風第15号)による大雨、暴風等 令和元年台風第19号 | ||
太陽光発電建設のアセスメント(長野県内他) | |||
水位観測システム(小山市) | |||
道路情報冠水システム 浸水計保守(世田谷区) | |||
令和2年(2020年) | 果樹環境制御栽培棟 ライシメーター(山形県農業総合研究センター 園芸試験場) | 新型コロナウイルスの流行 令和2年7月豪雨 | |
令和元年台風第19号被害による水文・気象観測装置の改修(神奈川県自然環境保全センター) | |||
令和3年(2021年) | 取水量自動化ソフト改修業務(利根調) | 東京オリンピック | |
長瀬川における流出負荷調査業務(福島県環境創造センター) | 伊豆山土砂災害 | ||
レインスケープ測定装置の設置 | |||
令和3年9月(2021年) | 森 康平 代表取締役、 森 忠保 会長に就任 | ||
田んぼダム実証実験(栃木市) | |||
令和4年(2022年) | 森 忠保 東京マイスター(度量衡)受賞 | ||
グリーンインフラ 雨水抑制効果計測(世田谷区) | |||
スマート農業実証プロジェクト(農研機構) | |||
令和5年(2023年) | 掘削モニタリング | 新型コロナ 第5類へ | |
高速道路関連の環境アセスメント | |||
令和6年(2024年) | 圃場内ライシメーター(明治大) | 能登半島地震 | |
太陽光発電で農業用ポンプ稼働の実証実験(農研機構) | |||
水位遠隔監視モニタリング(近畿農政局) |
「ウイジン」名の由来
話は遠く神話の世界に遡ります。日本神話を紐解きますと最初に現れたのは天之御中主神(アメノミナカノヌシ)、それに続く神々の中に宇比地邇神(ウイヂニノカミ)、須比地邇神(スイヂニノカミ)の2対の神が登場します。よく知られたイザナギ・イザナミより4代前ですから相当古く、天地創造に続く国土の形成に関わった神々の一人です。「宇比地(ウイヂ)」は「泥土(ウイヂ)」とも書き、泥と海水が混じり合い浮脂状にドロドロした状態を表し、大地の元となる泥(水と土)に関係にある神のようです。
戦後間もない昭和22年、創業者(森武保)は、戦禍で錆び付いた鉄製品の、今で言うリサイクルにとクエン酸とアンモニアを主とした錆落としを考案しました。そして、宇比地邇神(ウイヂニノカミ)から<ウイジンの液>と名付けて売り出し、社名も「合資会社ウイジン工業社」としたということです。その後、水位計など計測機器を手掛けるようになり、今日まで「水と土」とに関わって来ました。
地球上に生まれた人類として、我等が偉大なる「大地」を守って行こうというのも、この社名に戴いた大地の形成に関わる神「ウイジン」に導かれてのことなのでしょう。神代から遠い科学の発展著しい現代には、「水と土」を相手に、計測の面でお役に立っていきたいと思っています。
宇比地邇神(ウイヂニノカミ)は、島根県の出雲市の近くの来待(きまち)にある「宇由比神社」にお祀りしてあります。「宇由比神社」は出雲風土記にも出ている大変古い由緒ある神社です。小さいながらも大社造りの凝ったお社です。
ウイジンのロゴマークについて
「人と水と土のわ」のイメージです。
丸い地球を人が支え、周りは技術を表す歯車で型取っています。
上段の青は「水」、下段の茶色は「土」を表します。
中央の”UIZIN”は上から見ても下から見ても”UIZIN”です。